(社)東京都宅地建物取引業協会 府中稲城支部 機関紙 「同舟」難読漢字 |
機関紙「同舟」40号〜48号までの文中に出てくる難読漢字。 |
NO. | 漢 字 | よみがな | 意 味 |
040 | 賑わう | にぎわ・う | 富み栄える。ゆたかになる。 にぎやかになる。宇治拾遺二「又其のあたりには小家ども多く出て来て、里も―・ひけり」。 |
適宜 | てき‐ぎ | その場合・状況にぴったり合っていること。適当。「―の処置」 便宜に従うこと。随意。「その辺のところは―でよい」 |
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渾身 | こん‐しん | 全身。からだ全体。満身。「―の力」 | |
所謂 | いわゆる | 世間で言われている。 俗に言う。 |
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些か・聊か | いささか | すこし。わずか。 かりそめ。ついちょっと。 |
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尤も | もっとも | 道理にかなうこと。道理至極なこと。 そうはいうものの。但し。はたまた。 |
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嗚呼・噫 | ああ | ものに感じて発する声。 呼びかける声。謡、安宅「―しばらく」 応答の声。 |
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輻湊・輻輳 | ふく‐そう | 方々から集まること。物が一ヵ所にこみあうこと。 | |
041 | 斯様 | か‐よう | このよう。こんなふう。 |
乃至 | ない‐し | 数・階級・種類などを示すときに上と下との限界を示して、中間を略すのに使う語。…から… にかけて。「三人―五人」 または。あるいは。「金―銀」 |
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甚だしい | はなはだし・い | 普通の程度をこえている。はげしい。 | |
斯かる | かかる | このような。こんな。こういう。 | |
鑑みる | かんが・みる | (カガミルの撥音化。転じて、明治時代の文語文に上二段活用カンガムも行われた)
先例に照らして考える。他とくらべあわせて考える。 |
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所謂 | いわゆる | 世間で言われている。 俗に言う。 |
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賑わう | にぎわ・う | 富み栄える。ゆたかになる。 にぎやかになる。 にぎわうようにする。にぎわす。 |
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寧ろ | むしろ | (漢文訓読体で「寧」「無乃」の訓として用いる語) どちらかひとつを選ぶとするならば。 どちらかといえば。いっそ。 |
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騒擾 | そう‐じょう | さわぎみだれること。騒動。擾乱。 | |
042 | 該 | がい かい その |
兼ね備える |
流石 | さすが | やはりそうはいうものの。なんといってもやはり。 | |
悄然 | しょうぜん | しおれて元気のないようす。 | |
汝・爾 | なんじ | 目下の人や親しい人をよぶ語。 | |
禽鳥 | きんちょう | 鳥。 | |
因に | ちなみに | ちなみに あることのついでに、それに関連した別のことを付け加えて述べるときに使う語。 |
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藁縄 | わら・なわ | わらのなわ | |
養蚕 | ようさん | 繭または蚕種を生産する目的で蚕を飼育すること。 | |
夫夫 | それぞれ | それぞれ【其其】1つ1つ。 | |
概ね | おおむね | 物事のだいたいの趣。だいたい。おおよそ | |
風采 | ふうさい | 顔つき・みなり・言行など、立派・貧弱などの印象を与える、その人の見かけ上のようす。 | |
俄雨 | にわかあめ | 突然はげしく降り出す雨。〓夕立 | |
仍って | よって | 前の文で述べたことを理由とする意を表す | |
先鞭 | せんべん | 人に先んじて物事に着手すること。 | |
僭越 | せんえつ | 自分の身分や力をわきまえず、出過ぎていること | |
043 | 忌憚 | き‐たん | いみはばかること。遠慮。「―なく述べる」「―のない意見」 |
洵に | まこと‐に | いつわりなく。ほんとうに。転じて、非常に。 「まこと」に同じ。 |
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慮り | おもん‐ぱかり | (オモヒハカリの音便。オモンバカリとも) 思慮。考え。計略。 | |
而して | しこう‐し‐て | (シカクシテの音便) そうして。それから。 | |
徒輩 | と‐はい | やから。ともがら。 | |
仮令 | け‐りょう | (「仮令(タトエバ)」の音読) たとえば。たとえてみれば。 よしんば。かりに。 およそ。一体。大体。 |
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僅か | わずか | ほんの少し。 やっと。辛うじて。 身代のごく少ないこと。みすぼらしいこと。 |
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044 | 如何に | いかに | (疑問) どのようにして。 (反語) どうして(…しようか)。 |
偶・適・会 | たま‐たま | 偶然。ちょうどその折。 まれではあるが、時折り。「あの人とは―道で会う」 |
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勿体無い | もったい‐な・い | もったいな・し(物の本体を失する意) 神仏・貴人などに対して不都合である。不届きである。 過分のことで畏れ多い。かたじけない。ありがたい。 |
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颯爽 | さっ‐そう | 人の態度・行動などが、勇ましくさわやかに感ぜられるさま。 | |
件 | くだん | (クダリの音便) 「くだり(件)」〓に同じ。「依って―の如し」 (「―の」の形で) いつものきまりの。例の。 |
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沈思黙考 | ちん‐しもっ‐こう | おもいにしずむこと。深く考えこむこと。沈黙して考えること。 | |
然も・而も | しか‐も | そのように。さように。 なおその上に。 それでも。けれども。 |
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叙 | じょ | 順序だてて述べること。「―述」「―事」「自―伝」 (「序」に通用) いとぐち。はじまり。はしがき。 官位をさずけること。「―勲」「―位」「昇―」「追―」 |
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045 | 篤志 | とく‐し | 気の毒な人や不幸な人に対する親切なこころざし。特に、社会事業などに熱意をもっていること。慈善心。「―家」 |
委嘱 | い‐しょく | (仕事などを人に)ゆだね頼むこと。任せ頼むこと。委託。「研究を―する」 | |
所謂 | いわゆる | 世間で言われている。 俗に言う。 |
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深謝 | しん‐しゃ | 深く感謝すること。また、ていねいにわびること。「御援助を―いたします | |
盛儀 | せい‐ぎ | 盛大な儀式。「御大典の―」 | |
為政者 | いせい‐しゃ | 政治を行う者。 | |
異・殊 | こと | 普通とはちがっていること。同じでないこと。 すぐれていること。特別。 或る語に冠して、「別の」「他の」の意を表す語。「―国」「―思ひ」―にする |
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046 | 大旨・概ね | おおむね | 物事のだいたいの趣。だいたい。おおよそ。 |
拘らず | かかわらず | …であるのに。 | |
取敢えず | とりあえず | 他のことはさしおいてまず第一に。 | |
夫夫 | それぞれ | それぞれ【其其】1つ1つ。 | |
委細 | いさい | くわしい事情・事柄。万事。 | |
筈 | はず | 当然そうなるような事情・状況。 | |
呻吟 | しんぎん | 苦しくてうめくこと。 | |
尤も | もっとも | 道理にかなっているようす。ただし。 | |
然し・併し | しかし | けれども。 | |
雖も | いえども | 〜でも。〜だけれども、しかし。たとえ〜としても。 | |
趣 | おもむき | 落ちついた感じの味わい。ようす。内容。趣旨。 | |
所謂 | いわゆる | 世間で言われている。 俗に言う。 |
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大喝 | だいかつ | 大声でしかりつけること。その声。 | |
又・亦・復 | また | (「股」の意から) 再び。二度。 同じく。ひとしく。 ほかに。別に。別の |
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漸く | ようやく | しだいに。だんだんと。 しばらくたって。 おもむろに。ゆっくりと。 やっとのことで。かろうじて。 |
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取縄・捕縄 | とり‐なわ | 太刀のさやにつける緒。おびとりがわ。 罪人を捕えてしばる縄。はやなわ。 |
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鉈 | なた | 短く厚く、幅の広い刃物。薪などを割るのに用いる | |
鋸 | のこ | 「のこぎり」の略。「糸―」 | |
黄綬褒章ウ | おうじゅ ‐ほうしょう |
業務に精励して人々の模範たるべき者に与えられる褒章。黄色の綬で佩用。 | |
紅綬褒章 | こうじゅ ‐ほうしょう |
自己の危難を顧みずに人命を救助した者に与えられる褒章。紅色の綬で佩用。 | |
緑綬褒章 | りょくじゅ ‐ほうしょう |
褒章の一。孝子・順孫・節婦・義僕など、徳行卓越なもの、また実業に精励したものに与えられ る。緑色の綬で佩用。 |
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紫綬褒章 | しじゅ ‐ほうしょう |
学術芸術上の発明・改良・創作に関し、事績著明な者に与えられる褒章。 | |
藍綬褒章 | らんじゅ ‐ほうしょう |
褒章の一。教育・衛生・殖産開発などの事業を興し公衆の利益に功績著明な者、または公共の事 務に勤勉し労効顕著な者に与えられる。藍色の綬で佩用。 |
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紺綬褒章 | こんじゅ ‐ほうしょう |
公益のために多額の私財を寄付した功労者に与えられる褒章。 | |
匹夫 | ひっ‐ぷ | 一人の男。 身分のいやしい男。また、道理に暗い者 |
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叱咤・叱 | しっ‐た | 怒気をあらわして大声でしかること。しかりつけること。「―激励」 | |
些か・聊か | いささか | すこし。わずか。 へりけるを」。「―参ったよ」 かりそめ。ついちょっと。 (下に否定の語を伴って) すこしも。 |
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几帳面 | きちょう‐めん | 〔建〕面の一。方形の角を撫角(ナデガク)に削り、その両側に段をつけたもの。もと几帳の柱に 多く用いたからいう。 物事をすみずみまで気をつけ、きちんとするさま。「―な性格」 |
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所詮 | しょ‐せん | 〔仏〕経文などによって表されることわり。表す文句の能詮に対していう。 詮ずる所。つまるところ。結局。(副詞的にも用いる) |
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金輪際 | こんりん‐ざい | 〔仏〕地層の最下底の所。無限に深いという。金剛輪際。真底。 物事の極限。 (多く、あとに打消を伴って) 底の底まで。どこまでも。とことんまで。断じて。 |
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047 | 開陳 | かい‐ちん | 意見などを申しのべること。 |
斯く・是く | かく | こう。このように。この通りに。かように。万一 | |
叫 | きょう | 大声でさけぶこと。「―喚」「絶―」 | |
令 | りょう | (呉音) 法律。おきて。「律―」 命令する |
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至当 | し‐とう | 至って当然なこと。至極適当なこと。 | |
湛水 | たんすい | 水があふれる | |
沖天・冲天 | ちゅう‐てん | 天に沖すること。高く空にのぼること。「意気―」 | |
048 | 些か・聊か | いささか | すこし。わずか。 かりそめ。ついちょっと。 (下に否定の語を伴って) すこしも。 |
勿論 | もち‐ろん | いうまでもなく。無論。 | |
乃至 | ない‐し | 数・階級・種類などを示すときに上と下との限界を示して、中間を略すのに使う語。…から… にかけて。「三人―五人」 または。あるいは。 |
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所以 | ゆえん | (故ニナリの音便形ユヱンナリに起る語) いわれ。わけ。 | |
同衾 | どう‐きん | 一つの夜具の中に共に寝ること。特に、男女の関係にいう。ひとつね。ともね。 | |
該 | がい・その・この | かねること。広くそなわること。「―博」 てはまること。「―当」 問題になっている事物を指していう語。その。この。「―地」「―事 |
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